陰謀論から明らかにする俺的日本古代史

古代日本史を神社や陰謀論から解釈するブログです。

丹後一宮籠神社

丹後一宮、元伊勢、籠神社(このじんじゃ)と奥宮、真名井神社(まないじんじゃ)に行きました。ここではメモ程度に。

御祭神は豊受大御神と彦火明命

ザックリどんな神社かというと、もともとは豊受大御神が御鎮座していたのですが、崇神天皇の御代に天照大神大和国笠縫邑から御遷座して豊受大御神と共に祀られます。その後、天照大神垂仁天皇の御代に倭姫命を御仗代として御遷移。豊受大御神雄略天皇の御代まで御鎮座あらせられ、同時代に伊勢国の山田原に御遷移されたようです(元伊勢籠神社御由緒略記より要約)。お伊勢様が4年ほどいらっしゃったので元伊勢と呼ばれるわけです。

御祭神の正体

元伊勢籠神社御由緒略記は興味深い内容にあふれています。というのは古事記日本書紀に載っていない情報ばかり。本来なら適当な事言ってんなよ、となりますが、こちらは海部宮司が発行していますので、海部家の言い伝えが反映されていると考えます。それによると、奥宮真名井神社の御祭神は豊受大御神倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)との関係が記されています(!)。そして本宮(外宮)籠神社の御祭神は彦火明命(ヒコホアカリノミコト)。何を隠そう彦火明命はあの饒速日命であり、天照国照彦天火明櫛玉饒速日命(アマテルクニテルヒコアマノホアカリクシタマニギハヤヒノミコト)その人なのです。

 

元々豊受大御神が鎮座してて、天照大神がいらして、その後2柱とも出て行ったわけです。そして現在名前が残っているのは豊受大御神と彦火明命。神様の配置や移動順、対応などを整理したいところです。そうすればお伊勢様の謎もクリアになるのではないかと思います。

 

また、奥宮は男千木、本宮(外宮)籠神社が女千木。このオチギ、メチギと御祭神の性別がごちゃごちゃなのはお伊勢様と同じです。興味深いなあ。

 

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